のんびり日々の備忘記録。


by noir_spirit

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
日々のこと
おでかけ
音楽

以前の記事

2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月

その他のジャンル

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事

画像一覧

潜水服は蝶の夢を見る。

昨日は、ちょっとしたトラブルがあり、心配で夜の間、ほとんど眠れなかった(仕事なんだけど…)。
いい機会だと、本棚をひっくり返して探し、「潜水服は蝶の夢を見る」を見つけた。フランスで雑誌「ELLE」の編集長だった、ジャン=ドミニック・ボービー氏が、執筆した本だ。

彼は、ロック・イン・シンドロームという病気に、身体的自由を全て奪われた状態になり、病床で唯一自由に動く左目の瞬きを、コミュニケーションツールとして、その本を書いた。

最初に読む前は、身勝手な同情をしたり、内容の重さを想像し、なかなか表紙をめくることができなかった。でもそれは間違っていた。彼の感性や記憶、想像力は、自由で生きていた。

この本を読むと、想像することはとても大切だと感じる。ひとつひとつ丁寧に綴られる言葉、美しい表現が印象的だった。文章の行間からも、彼の想い、心情が浮き出ているように感じた。感謝の念すらも。

「楽しみのためには、匂いや味についての、鮮烈な記憶をよみがえらせてみる。それは決して汲み尽くしてしまうことのない、人間の感覚の貯水池だ。残り物をうまく料理するコツがあるように、僕は今、思い出をじっくり煮込むコツに、磨きをかけている」
「生きている限り、呼吸をする必要があるのと同じように、僕は、感動し、愛し、感嘆したい」

読んだ時、彼の言葉の数々にどれだけの勇気をもらったことだろう。いまどうしても、この本を読みたかった理由も自分ではわかる。いまの私に本当に必要なものは、そんなに多くないのかも知れない。

眠いから一度寝て、ゆっくり読みますか!
by noir_spirit | 2010-07-09 13:54 | 日々のこと